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【医師が解説】マルチビタミンの効果、日常生活での役割と選び方

更新日:2024年12月31日

インタビュイー紹介
インタビュイー紹介
脳神経外科医 / AFRODE CLINIC(アフロ―ドクリニック)2015年、東京慈恵会医科大学を卒業し、同大学病院で勤務。クリニックでは、経営者や著名人など日常生活で高負荷を抱える人々に、薬に頼らない効率的な回復・予防医療を提供しています。また、科学的根拠に基づいて安全・安心の製品を提供するブランド、SECRET RECIPE(シークレットレシピ)をプロデュースし、添加物不使用の食品やサプリメントなどを開発しています。

目次













記者:本日は、予防医療に特化した診療を行う「AFRODE CLINIC(アフロードクリニック)」の代表医師・道下将太郎先生に、“マルチビタミンの効果”をテーマにお話を伺います。先生は普段から、「薬に頼らないエビデンスベースの予防医療」の重要性を説かれていますが、今回はより身近なサプリメントである「マルチビタミンミネラル」の活用法について詳しく解説していただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。また本内容にはAFRODE CLINICが開発したブランド SECRET RECIPEのご紹介もございますことをあらかじめご留意ください。


道下医師:よろしくお願いいたします。食事だけでは十分に摂取しづらいビタミンやミネラルを上手に補うという点で、マルチビタミンミネラルは日頃から私が患者さんにもお勧めしているサプリメントの一つです。予防医療の観点でも、ぜひ参考にしていただければと思います。


Q1. なぜ今、「マルチビタミンミネラル」が注目されているのでしょうか?

マルチビタミンミネラルの錠剤

記者:まず冒頭に、マルチビタミンミネラルが注目される背景についてお聞かせください。


道下医師:一つには、忙しいライフスタイルの中で、食事のみでビタミンやミネラルをバランスよく摂り切れない人が増えているという現状があります。たとえばビタミンB群は炭水化物や脂質、たんぱく質をエネルギーに変換するうえで欠かせない存在ですが、麺類やパン、外食中心になりがちな方は不足しやすいですね。


また、現代人はストレスにさらされやすく、ストレスへの対処にもビタミンCなどの抗酸化成分やミネラルが必要になります。これらの背景から、“不足しがちな栄養素をまとめて補える”というマルチビタミンミネラルの利便性が注目されているのだと思います。


Q2. マルチビタミンの効果とは? 日常生活にどう活きるのか

マルチビタミンミネラルの摂取メリット

記者:では具体的に、マルチビタミンミネラルを摂取することで得られるメリット、「マルチビタミンの効果」にはどのようなものがあるのでしょう?


道下医師:代表的な例としては、疲労回復や免疫力サポート、肌や髪といった美容面での維持など、多岐にわたります。


  • ビタミンB群 エネルギー代謝に深く関与していて、疲れにくさをサポートします。集中力ややる気にも影響すると言われており、忙しい方ほど意識して摂っていただきたい栄養素ですね。

  • ビタミンC  E抗酸化作用が高く、免疫機能を助けたり、コラーゲン合成の促進によって肌のコンディションを整えたりといった働きがあります。アンチエイジングという面でも注目されることが多いです。

  • 亜鉛・鉄 細胞分裂や血液生成に欠かせないミネラルです。亜鉛は毛髪や皮膚の健康に深く関わりますし、鉄は酸素を運ぶヘモグロビンの材料ですから、不足すると貧血や倦怠感につながりやすいと言えます。


これらは単体でも重要ですが、互いに補完し合って機能するものが多いです。そのため“マルチ”として総合的に摂取できるサプリは、全身の健康維持に寄与しやすいと考えられます。


Q3. マルチビタミンミネラルを選ぶ基準:配合バランスと添加物に注目

マルチビタミンミネラルを服用する男性

記者:サプリメント売り場へ行くと、数多くのマルチビタミンやミネラル製品が並んでいますが、選ぶポイントがわからず困ってしまう方も多いと思います。何を基準に選べばよいでしょうか?


道下医師:大前提として、配合されているビタミンやミネラルの“種類”と“バランス”をチェックするのが基本です。「ビタミンB1だけが少なくないか」「ビタミンCは十分な量が入っているか」「主要なミネラルは網羅されているか」などを確認する必要があります。


あわせて、添加物が極力少ないかどうかも大切です。予防医療の観点では、毎日継続して摂取するものなので、香料や保存料がやたらに入っている製品は避けたほうが無難でしょう。消化器が弱い方やアレルギーをお持ちの方は特に、原材料や製造過程のクオリティを見極めることをおすすめします。




Q4. 「SECRET RECIPE」マルチビタミン&ミネラルズの特徴とは?


記者:ここで、先生が代表を務めるAFRODE CLINICがプロデュースする予防医療ブランド「SECRET RECIPE」のマルチビタミン&ミネラルズについてお聞きします。どのような特徴があるのでしょうか?


道下医師:はい。昨今、海外の論文でも「マルチビタミンが認知機能に良い影響を与える可能性」(*1) が示唆され、さらに多くの方がビタミンDをはじめとした栄養素に関心を持つようになっています。ただし、大切なのは“必要な栄養素を過不足なく摂る”という点です。

マルチビタミン&ミネラルズの特徴

SECRET RECIPEのマルチビタミン&ミネラルズは、「日本人に最適化した設計」が大きなポイントですね。これは、私たちクリニックで多くの方の血液データを分析し、どの栄養素が不足しやすく、反対に過剰摂取のリスクが高い栄養素はどれかを把握したうえで組み立てています。たとえば、


  • 銅は含まれていない: 日本人は日常の食生活だけでも銅が十分足りているケースが多いです。むしろ過剰になる恐れがあるため、不要なリスクは避けています。

  • 亜鉛はしっかり配合:

    血液検査をすると亜鉛不足の方が多く、免疫機能や味覚、皮膚・毛髪の健康維持のためにもしっかり補う必要があると判断しました。

そのうえで、添加物を一切使っていないわけではありませんが、身体への負担を減らすため、香料や保存料などは極力少なくなるようにしています。サプリメントは毎日続けるものなので、そのあたりも配慮して開発しました。

また、ビタミンB群やビタミンD、鉄なども日本人の食事傾向から不十分だと考えられる量をフォローする形にしています。大前提としては「海外のサプリをそのまま輸入して摂る」のではなく、「日本人の体質と生活習慣に合わせた配合」を目指した製品なんです。


そのうえで、添加物を一切使っていないわけではありませんが、身体への負担を減らすため、香料や保存料などは極力少なくなるようにしています。サプリメントは毎日続けるものなので、そのあたりも配慮して開発しました。


Q5. 飲むタイミングはいつがベスト? 食後との関連性


記者:マルチビタミン&ミネラルを摂取するうえで、“タイミング”は重要でしょうか? タンパク質なども摂取のタイミングで効果が変わると言われますが、ビタミンやミネラルはどうでしょう?


道下医師:ビタミンやミネラルの場合、食後がベターです。特に脂溶性のビタミンA・D・E・Kは、食事に含まれる脂質と一緒に摂取することで吸収効率が上がりやすくなります。水溶性のビタミンB群やCも、食後の方が胃腸への負担が少なくなるので、多くの方にとっては朝食後や夕食後に飲むのが続けやすいでしょう。

一方で、1日のうちいつ飲めば“絶対にいい”というわけでもなく、「忘れず続けられるタイミング」が最優先だと思います。食事の回数や生活リズムは人によって異なりますので、朝起きてすぐや昼食後に飲んでも、全く問題ありません。


Q6. 過剰摂取は大丈夫? ビタミン・ミネラルにまつわる注意点

記者:マルチビタミンミネラル系のサプリメントには多くの栄養素が含まれていますが、取りすぎによるリスクはないのでしょうか?


道下医師:脂溶性ビタミンは体内に蓄積されやすい性質があるため、極端な過剰摂取には注意が必要です。ただ、一般的な製品の推奨摂取量を守る限り、普通の食事をしている方がそこまで過剰に摂りすぎることにはまずなりません。


むしろ、現代人の多くは「必要な分が足りていない」ことのほうが多いですね。極端に野菜や果物を食べない、外食やコンビニ食が続いているという方であれば、マルチビタミンミネラルはむしろ不足分をしっかり補う役割になります。


ただし、特定のビタミンを別のサプリで大量に摂っている、あるいは処方薬との併用などがある場合は、事前に主治医や薬剤師に相談しておくと安心です。


Q7. 食事だけではダメ? サプリとの付き合い方

健康的な食事を食べる重要性

記者:サプリメントに頼りすぎるのは良くないとも言いますよね。食事とのバランスはどのように考えればよいでしょう?


道下医師:私はいつも「サプリメントはあくまでプラスアルファ」とお伝えしています。土台となるのはあくまで食事です。できるだけ多様な食材から栄養を摂取し、良質なたんぱく質、野菜、果物などをバランスよく取り入れるのが理想的といえるでしょう。


ただ、それを完璧に実践するのは現代の忙しい生活ではなかなか難しい。そこでマルチビタミンミネラルなどのサプリを賢く使って「不足分を補う」のが現実的なアプローチです。身体の基盤をサポートすることで、エネルギー不足や肌トラブル、免疫力低下などを未然に防ぎやすくなるのは大きなメリットだと思います。


Q8. 「SECRET RECIPE」マルチビタミン&ミネラルズの感想

記者:実際に「SECRET RECIPE」のマルチビタミン&ミネラルズを取り入れた方の反応はいかがですか? 成功事例や喜びの声などがありましたら教えてください。


道下医師:患者さんやご利用者さまの声としては、「忙しくても栄養面の不安が減った」「肌荒れが減った」など、生活の質(QOL)の向上を感じてくださる方が多い印象です。

もちろん個人差がありますし、すぐに劇的な変化が起きるわけではありませんが、3か月から半年ほど継続することで、食事だけでは補えないビタミン・ミネラル不足をカバーでき、体調管理がしやすくなる方が多いようです。


Q9. マルチビタミンミネラルの効果を高めるために意識したい生活習慣


記者:サプリを取り入れるだけでなく、生活習慣を合わせて整えるとより効果が高まりそうですね。どのようなポイントを気をつければいいでしょう?


道下医師:大きく3つ挙げますと、


  1. 睡眠の確保:ビタミンやミネラルは、睡眠中の修復過程でも重要な役割を担います。睡眠不足だとせっかくの栄養素も活かしきれません。

  2. 適度な運動:軽いウォーキングやストレッチでも、代謝を促し、栄養の運搬効率を高めます。筋力維持にもビタミン&ミネラルは欠かせないです。

  3. ストレス管理:ストレス過多だと抗酸化物質(ビタミンCなど)が大量に消費され、栄養バランスが乱れやすい。リラックス法や趣味を持つなどの工夫が大切です。

要は、「どんなに良い栄養素を摂っていても、身体がそれを活かせない状態では意味が薄れてしまう」ということですね。サプリメントの力を最大限引き出すには、ライフスタイルそのものをトータルで整えることが重要です。


Q10. 最後に読者へのメッセージをお願いします

記者:本日は「マルチビタミン 効果」を中心に、ビタミン&ミネラルの上手な活用方法や「SECRET RECIPE」の製品特徴について詳しくお話を伺いました。最後に、読者の方へメッセージをお願いします。


道下医師:マルチビタミン&ミネラルは、いわば土台を固めるためのサプリメントだと捉えていただくと分かりやすいと思います。人間の身体は、いろいろな栄養素を連携させながら機能していますから、“何か一つだけ摂ればOK”というわけにはいきません


一方で、日常生活の忙しさや食習慣の乱れ、ストレスなどで「気づかぬうちに不足している」栄養素が少なくないのも事実です。そうしたギャップを埋めるうえで、総合的なビタミン&ミネラルサプリを上手に活用するのは、予防医療の視点でも理にかなっています。


もし、「今、何をしたらいいかわからない」「とにかく手軽に栄養を整えたい」という方は、ぜひマルチビタミン&ミネラルを選択肢に入れてみてください。特に、私自身が開発に携わった「SECRET RECIPE」のマルチビタミン&ミネラルズは、添加物を極力省いた設計で、さまざまなライフスタイルにフィットするよう考えられていますので、検討いただけると嬉しいですね。


記者:ありがとうございました。忙しい時こそ必要な栄養素をバランスよく摂るために、マルチビタミン&ミネラルは心強い味方になってくれそうですね。本日は大変貴重なお話をありがとうございました。



◆薬に頼らないエビデンスベースの医療 AFRODE CLINIC https://www.recovery-afrode-clinic.art ◆カラダに負担のかからない、予防医療の暮らしを支えるプロダクト SECRET RECIPE https://www.secret-recipe.jp マルチビタミン&ミネラルズ https://secret-recipe-shop.jp/products/sr-multivitamin-mineral

◆参考文献(一例) (※1) Effect of multivitamin-mineral supplementation versus placebo on cognitive function: results from the clinic subcohort of the COcoa Supplement and Multivitamin Outcomes Study (COSMOS) randomized clinical trial and meta-analysis of 3 cognitive studies within COSMOS. Am J Clin Nutr. 2024 Mar;119(3):692-701. doi: 10.1016/j.ajcnut.2023.12.011. Epub 2024 Jan 18. PMID: 38244989. (※2) Fairfield KM, Fletcher RH. itamins for chronic disease prevention in adults: scientific review. JAMA. 2002;287(23):3116–3126. (※3) Michels AJ, Frei B. Myths and misconceptions about vitamins and mineral supplements. Clinics in Dermatology. 2010;28(4):412–418. (※4)Hathcock JN. Vitamin and Mineral Safety. 2nd Edition. Council for Responsible Nutrition; 2004.









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